【40代向け】コーチングとキャリアアップ|年齢に関しての固定観念と対処法

「40代からコーチングをやっても遅くないの?」「コーチンングはキャリアアップに効果はあるの?」

そんな疑問をお持ちの40代に向けて今回の記事は書きました。

この記事は次のような方におすすめです。

  • 40代からコーチングで人生を変えたい人
  • キャリアアップにコーチングを活用したい人
  • カウンセリングやセラピーとの違いを知りたい人

年齢を理由に、未来に希望を持つことを諦めていませんか?

それは非常にもったいないことです!

今回の記事を読んでいただければ、ゴール達成するのに年齢は関係ないことが分かります。

また、コーチング視点でのキャリアアップについても解説します。

ぜひ、最後まで読んで、今から新しい一歩を踏み出してください。


いつからでも人生は変えられる

人生は常に変わり続けています。

今日は昨日と同じことは起こりません。

明日も今日と違います。

40代であろうと50代であろうと、子供であろうと大人であろうと、毎日変化しています。

そういう意味では、人生は常に変化しているわけです。

でも、私たちが期待する変化とはそんな日常の変化ではなく、「自分が望む理想の未来に大きく舵を切りたい」という願望ではないでしょうか。

これまでのような変化ではなく、とにかく大きく変化したい。

昨日と今日のような小さな変化ではなく、自分の世界が180度ひっくり返るような変化。

はたして、そんなことが出来るのか?

はい、できます。それがコーチングの効果であり目的です。

実は、常に変わり続けているあなたの人生に、ほんの少しテコ入れをするだけで大きな変化を起こすことができます。

ということで、まずは「人生は変わらない」と思い込んでいる3つの原因を捨ててしまいましょう。

1. 常識を捨てる

常識とは、一定のコミュニティの中だけで通用する共通認識です。

例えば、家族というコミュニティではそれぞれが独自の常識を持っています。

「◯◯君の家、唐揚げにマヨネーズをかけるんだって」

「なんでウチは、門限が5時なの?6時にして!」→「ダメ!」

子供のころ、よく言われましたよね「よそはよそ、うちはうち」。

これは家族というコミュニティですが、地域、国、世界とそれぞれの集団の中で常識があります。

常識を破れば、時には命に関わる対立に発展することもあります。

ま、国家間の常識はさておき、ここでいう「常識を捨てる」の常識とは、自分の中で構築された常識のこと。

「私は途中で諦めるタイプだ」
「私はリーダーの器じゃない」
「私は控えめな性格だ」

「これが私だ」という常識は自分で自分に課したルールのようなものです。

過去の経験から自分で勝手にそう思い込んでいる可能性があります。

特に40代〜50代となるとそれまでの人生経験から、自分の中の常識が強固になりつつあります。

今のうちにメスを入れておきましょう。

過去の経験でできあがった不要な常識は、ガンガン捨ててしまいましょう。


2. 過去思考を捨てる

「人生が変わらない」という方の多くは過去思考に囚われています。

重要なので覚えておいてください。

「過去は一切関係ない」

コーチングの原則の一つです。

コーチングは現状の外側の未来のゴールを目指します。

当然、その達成方法は過去の経験にはありません。

中学生が宇宙飛行士になることをゴールにした時、その方法は過去の経験にはありません。

普通のサラリーマンが、世界No.1の同時通訳者をゴールにした時、その方法は過去の経験にはありません。

現状の外側のゴールの達成方法は過去にはありません。

もし、未来の選択基準に“過去に経験したこと”を含めると、訪れる未来は過去の焼き回しです。

「人生が変わらない」とはまさにこのことです。

過去思考を未来思考で上書きしましょう。


3. 年齢を捨てる

ゴールを設定する際に、年齢は条件に含めません。

それよりも重要なことは、ゴールを設定して、そのゴールを突き詰めること。

小学生が大統領をゴールにしてもいいし、老人がプロボクサーをゴールにしてもいい。

「そんな無茶なゴール、達成できないじゃん」と他人は言うでしょう。
※ゴールは誰にも言わない

確かにプロボクサーのライセンス取得には年齢制限や健康状態も考慮されます。

でも、本当になりたかったら、年齢制限の解除するにはどうしたらいいか、年齢による階級分けをするにはどうしたらいいか、調べるはずです。

その活動の中で「トレーナーになって7階級制覇のチャンピオンを育てたい」や「プロボクサーのメンタルコーチになりたい」にゴールが更新されるかもしれません。

ゴールは変えてもいいし、他のゴールに派生してもいいのです。

もう歳だから、前例がないから、という理由でゴールを諦めるのはもったいないことです。


40代からのコーチングメリット

何歳からでも人生を自分の思い通りに変えることは可能です。

40歳であれば、40年という人生の中でさまざまな経験値がたまり、同時に未来の時間もたっぷりあります。

「自己責任」という言葉も理解できるため、選択の自由についても説明するまでもなく納得できます。

だから40代は、自分の人生の主導権を握るには絶好の機会です。(何度も言いますが本質的に年齢は関係ありません)

では、社会の中核を担う40代だからこそのコーチングを学ぶメリットはなんでしょうか。


俯瞰(ふかん)する土台ができている

さまざまな経験を積んできた40代は、人生を俯瞰できる基礎ができていると言っていいでしょう。

10代〜20代よりも社会的な立場を実体験を通して理解できています。

コーチングでは抽象度という概念があり、高い抽象思考ができると、物事の本質を捉えやすくなります。

例えば、お金自体は紙であり鉱物ですが、抽象度を上げると、物とサービスの交換道具であり、価値を保存する役割もあることが分かります。

私という個人も抽象度を上げていくと、東京都民、関東人、日本人、アジア人、世界・・・と眺める視点が広く高くなります。

高い視点が持てると、低い視点への影響力を持つことができます。

お金を紙や鉱物と捉える人より、価値の交換道具と理解している人の方がお金をコントロールできます。

そして、この視点が持てるかどうかは、人生経験が大きく関係しています。


影響力を発揮しやすい

40代になるとそれなりに人脈もできてきます。(人脈の内容は問題ではありません)

人脈という関係を“めんどくさい”という理由で敬遠する方もいますが、ゴール達成の裏側には必ず人脈が関係してくるでしょう。

人は一人では生きていけませんからね。

かといって、ゴール達成にマイナスとなる人間関係を無理して続ける必要はありません。(私はそう思います)

人脈もゴールと同じで、どんどん更新していきましょう。

また、40代になると思考も成熟してきているので、想い描く未来のゴールにリアリティを持たせる精度も高まってきています。

脳はよりリアルな世界にホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いて、現実を変えようとします。

つまり、未来のゴールを達成している自分の姿をいかにリアルに想像できるかは、ゴールを達成するために重要な要素なのです。

情報を統合して理解・分析することに関わる脳の「超頭頂野(ちょうとうちょうや)」が40代〜50代に成長のピークを迎えることは、ゴール設定との親和性を感じざるを得ません。


このあとコーチング視点でキャリアアップについて話しますが、その前に以下の違いを簡単に解説します。

・カウンセリング
・セラピー
・コンサルティング
・ティーチング
・コーチング

理由は、「コーチングの視点」といった時に、コーチングの目的や効果が分からなければ、キャリアアップにどういう影響を与えられるか理解できないからです。

また、世の中ではコーチングと言いながら、その実はコンサルティングだったり、カウンセリングに終始していたなんて話をよく耳にします。

「コーチングを受けたい」と思って向かった先が、実はカンセリングだった、なんてことにならないように今のうちに違いを知っておいてください。


コーチングとカウンセリングなどの違い

ここでは、コーチングとその他を区別しておきましょう。

「コーチングで未来を変えたい」と決意して飛び込んだのに、現状を肯定された結果、現状にますます縛られてしまったという話を何度か聞いたことがあります。

処方される薬が間違っては、全く効果がないばかりか、副作用で症状が悪化することもあります。

コーチングも同じで、誤った情報を鵜呑みにすると、取り返しがつかないことになりかねません。

ここでは、「コーチングのよくある誤った理解」を2つ紹介します。

1つ目:コーチングは問題解決や心身の治癒をするもの

コーチングの目的は現状の外側のゴール達成です。

問題解決や心身の健康は、バランスホイールの中で設定はしますが、主たる目的は未来のゴール設定であり達成です。

心配ごとの相談や心身の治療は、カウンセリングやセラピー、医師などに相談しましょう。

2つ目:コーチングで組織内において優位な立場になれる

コーチングは表面的なスキルの向上や、他人よりも優位な状態を目指すものではありません。

あなた自身が思い描く理想の未来に到達するため、正しい脳と心(マインド)の使い方を言語・非言語を通して身につけてもらいます。

当然、誰かと競う必要もなく、勝負という概念もありません。

もちろん、ゴールに向かう過程で多くの人を追い抜いていくでしょう。

でも、それはあくまでも結果であって、目的はあなた自身のゴール達成です。

違いを簡単に表にしてみました。

対象目的方法効果
カウンセリング個人問題解決対話安心感
セラピー個人治療・改善医療・マッサージ等回復
コンサルティング個人〜組織成長の支援分析・立案・実行解決案
ティーチング個人〜組織スキルの伝達対話・実践技術の向上
コーチング個人ゴール達成言語・非言語人生の変化

表から分かるように、それぞれの目的や効果が全く違います。

当然、その手法も違います。


コーチングとは?その効果

コーチングで扱うのは、クライアントの人生です。

具体的には、クライアントが望む現状の外側のゴールに正しく導くこと。

そのための正しい脳と心の使い方をセッションを通して身につけてもらいます。
(苫米地式コーチングでは、コーチ側からの介入も行う)

ゴールを達成するのは、あくまでもクライアント自身です。

病気を治す医者と似ています。

医者は投薬や手術によって患者を完治に導きますが、その核心は患者本人が自分を治す力によるものです。

コーチングでは正しい脳と心(マインド)の使い方を伝授することによって、クライアント自身が可能性を引き出しながらゴールに向かっていくように働きかけます。

病気の治療が始まったら、その先には完治が待っているように、ゴールに向かって歩き始めれば、その先には理想の未来が待っています。

これは、神秘体験やオカルトの話ではなく、科学的な事実です。

コーチングについてもっと詳しく解説している記事があります。

ぜひ、参考に読んでみてください。

コーチング視点のキャリアアップ

40代に限らず、キャリアアップについて関心を持っている方は多いかと思います。

転職エージェントやキャリアコンサルタントの解説は他のサイトでも確認できるので、ここではコーチング視点でキャリアアップについて話してみます。

まず、キャリアアップの目的とはなんでしょうか?

おそらく、特定のスキルや知識を身につけて、以下の3つを実現するためではないでしょうか。

  • 収入アップ
  • 働く環境の改善
  • 必要とされる人材

その結果「労働のストレスが減り、老後の不安もなくなり、人生が豊かになる」と。

これは、キャリアアップに対して、ごく一般的な視点と言えるでしょう。(これが良い悪いではありません)

では、コーチング視点ではどうでしょうか。

コーチング視点ではキャリアアップを、以下のように捉えることができます。

コーチング視点のキャリアアップ
  • 職業のゴールに内包される
  • ファイナンス活動と明確に分けている
  • 人生の中のほんの一部に過ぎない


それぞれを簡潔に解説します。


職業のゴールに内包される

キャリアアップは職業のゴールの中の一部分です。

職業のゴールを達成するために必要な資格や地位を得るためのものです。

職業とは「社会に機能を提供すること」であり、収入は重要ではありません。

むしろ収入がゼロでも、自分の機能を社会のために提供することすらあります。

プロのミュージシャンを目指す人が、コンビニでバイトをしている場合、職業はミュージシャンというわけです。

そのミュージシャンが技術を向上させるため、専門学校に通ったり、人脈を増やすための活動は立派なキャリアアップと言えます。


ファイナンス活動と明確に分けている

コーチングでは、ファイナンス活動と職業(キャリアアップ)は分けて考えます。

ここを一緒にすると「生活のためにやりたくない仕事をする」ことにつながります。

そして、職業と健康のゴールはその他のゴールの下支えという役割もあるのです。

詳しくは、以下の動画での解説が参考になります。

クリックすると、重要なパートから再生されます。


人生の中のほんの一部に過ぎない

職業もキャリアアップもさまざまなゴールのなかの一つに過ぎません。

だからといって重要ではない、というわけではありません。

大切なことは、心から達成したい職業のゴールを持つことです。

目先の収入を増やしたい、有利なポジションに就きたい、という欲を満たすためではなく、もっと現状の外側の大きなゴールを設定してからキャリアアップを考えてみてください。

そうすることで、“自分の人生に必要なキャリアアップ”が見えてくるでしょう。


40代からの正しい人生設計

世間では、40代は社会のなかで中核を担う世代です。

まさに中間管理職。

組織のなかの中間管理職といえば、“部下の管理と上司からのプレッシャーに挟まれて、業務が多い割に報われない”という、嫌われがちなイメージですよね。

でも、中間管理職だからこそ有利なこともあります。

例えば、影響力

中間だからこそ下にも上にも影響力を持つことができるし、人脈という側面からも有利なポジションです。

人生のゴールを達成するには、影響力は強力な武器になります。

また、“伸びしろ”という面でも40代は、まだまだこれからです。

10代〜20代の若年層では想い描けないような大胆なゴールを見つけてください。

私自身、認定コーチになったのは40代です。

そして、「過去は一切関係ない」というコーチングの原則に則って、思い切り大きなゴールを設定しました。

そのおかげで、これまでに経験したことのない勢いで人生がガラっと変化しています。

ぜひ、みなさんにもコーチングの醍醐味である「人生の激変」を体感してみてください。


バランスホイールを作ろう

人生設計にはゴールが必要です。

ゴールがないということは、理想とする判断基準がないのと同じです。

理想とする判断基準がないということは、過去の判断基準で物事を判断・決断することです。

これをコーチングでは過去思考といいます。

あえて過去思考のメリットをいえば、挑戦よりも安定を優先するため危険が少ない点です。

デメリットは、これまでと同じような未来が訪れるため、人によっては人生がつまらないと感じるでしょう。

おそらくこの記事を読んでいるあなたにとっては、避けたい生き方になるのではないでしょうか。

では、過去思考の反対、未来思考になるにはどうしたらいいのか?

まずは、未来のゴールを設定することから始まります。

それも沢山。

最低でも8個。

以下の図を参考にして、人生の各方面にゴールを設定してみてください。

すぐには見つからないと思いますが、焦らなくて大丈夫です。

コツは、とりあえず仮のゴールを設定して「その先はどうなりたい?」と自分に問いかけてみることです。

例えば、『来年、WEBデザイナーの資格をとる』という仮のゴールを設定します。

  • 来年、WEBデザイナーの資格をとる

  • 問いかけ
    「その先はどうなりたいの?」

  • 起業してネットからの収益で生活したい

  • 問いかけ
    「その先はどうなりたいの?」
  • 上場して全く新しい市場を創りたい
  • 問いかけ
    「その先はどうなりたいの?」
  • 新しいテクノロジーで世界を平和にしたい

という感じです。

今回の記事でいえば「なぜキャリアアップしたいのか?」と自問を繰り返してみましょう。


未来操作マインド

未来がやってくるのを待つのではなく、能動的に未来を操作していきましょう。

あなたにとっての理想の未来は、あなたしか到達できません。

そもそも、あなたのゴールは誰も知りません。(ドリームキラーが現れるため、ゴールは誰にも言わないでください

“未来操作”と聞くと神秘的な響きですが、実は私たちはずっと今まで未来を操作してきたのです。

ただし、これまでは過去思考によって未来を決めてきてしまった。

だから、本来の可能性を引き出すチャンスもなかったのです。

これからは正しく未来操作マインドを身につけて、ゴール達成を加速していってください。


現在、中茎の公式メルマガの登録で【未来操作マインド】のマニュアルを配布しています。


まとめ

  • 人生は常に変化している
  • コーチングで人生を180度変える
  • 過去の常識を捨てて新しい常識を作る
  • 過去思考に囚われるとm未来は過去の焼き回し
  • 年齢は関係ない
  • 高い視点は低い視点への影響力を持つ
  • マイナスな人間関係は無理して続けない
  • よりリアルな世界にホメオスタシスは働く
  • コーチングとカウンセリングは違う
  • コーチングが扱うのはクライアントの人生
  • キャリアアップはゴールの一部
  • 職業とファイナンスは別物
  • バランスホイールで最低8個のゴール設定
  • 「その先はどうなりたいの?」でゴールを引き上げる
  • 未来操作マインドでゴール達成を加速させる