夢を叶えるための臨場感【夢とゴールの違い】コーチングマインド

夢を叶えるには重要な条件が一つあります。それは、夢を持つこと。当然ですよね。叶えたい夢があるからこそ、夢を叶えるための活動ができる。活動に意味が生まれてくる。

そして、その夢は明確である必要があります。ボンヤリとした夢では、その達成の方法もボンヤリとしか見えてこない。これでは何をしたらいいか分からなし、自信も持てません。だから夢はハッキリ明確に設定することが重要になります。この時の明確さとは言葉として宣言することではありません。よく「億万長者になる」とか「世界チャンピオンになる」などの夢を白紙に赤い文字で書いて部屋の壁に貼る人がいます。これは違います。明確さとは、その夢を達成した自分の姿と世界の景色を五感を通して臨場感高く見るということです。“想像”と似ていますが次元が違います。想像とは、本心では“そうでない”と分かっていることを“そうである”と自分に想定すること。なので将来、宇宙飛行士になることを想像しても“とはいえ想像である”と、心の中の自分は気がついてるわけです。そんな想像なら誰でも簡単にできます。エジソンを越える発明王になること、オーケストラの指揮者になること、世界のホームラン王になることも簡単に想像できます。でも、それはただの想像。内なるマジメな自分自身は本気でそうなると確信してる訳じゃない。自分の未来を信じきれてない。それが想像することの限界。そんなことでは夢は叶わないでしょう。

では、夢を叶えるには何が必要なのでしょう。今回は最低限必要なこととして『臨場感』について簡単に解説します。「夢を叶えるには想像ではなく、明確さである」と言いました。その明確さをコーチングでは臨場感と表現します。臨場感が高ければリアル(現実)に感じ、低ければ夢や幻のような曖昧なものとなります。当然、将来、夢を達成している自分の姿や周りの世界の臨場感を高めることが重要になってきます。人間は臨場感が高い方に引き寄せられます。引き寄せる力とは神秘的なものではありません。人間は臨場感が高い方に勝手に引き寄せられるという働きが元々備わっています。その力をホメオスタシス(恒常性維持機能)といいますが、覚えなくても大丈夫。なぜならホメオスタシスという働きが発見させるずっと昔から人間には備わっている機能だから。知っているかどうか関係なく自然に働く機能なのです。五感を通してリアルに感じられるくらいに夢に本気になる。「こうなったらいいな」という頼りない希望的観測を捨てて「こうなる」という確信を持ちましょう。確信するからこそ、強烈な臨場感が生まれます。

話が少し脱線しますが、重要なことを話します。コーチングでは夢のことを『ゴール』と言います。夢とゴールは一緒にされがちですが実は違います。夢には達成することに対して疑いが含まれます。「私の夢は歌手になること」というとき、その人は歌手になることを本気で確信できているだろうか。どこか、運や巡り合わせによって自分を歌手に導いてくれるという外的要因を期待している感覚にならないだろうか。では、「私のゴールは歌手になること」という場合はどうでしょう。ゴールとは達成して当然のポイントです。例えるなら100メートル走のゴール。選手達にとって100メートル先のゴールまで走り切ることは当然であり疑う人はいません。「私は100メートルを走り切れるだろうか」と疑問をもつ選手はいません。ゴール達成は言わずもがな、その上で速さの勝負になるわけです。「歌手になるのがゴール」「パイロットになるのがゴール」「総理大臣になるのがゴール」となれば、そこに疑いはなく確信が生まれます。あとは、3年後になるのか5年後になるのか時間の問題です。