
「コーチングを基本から学びたいなぁ」「セルフコーチングを成功させるには何が必要なの?」
コーチングの基本スキルについて疑問を持っていませんか?
今回は、コーチングに興味を持たれた方に向けて、基本的なスキルの身につけ方を解説します。
この記事は次のような方におすすめです。
- コーチングの基本スキルを知りたい人
- セルフコーチングの重要なポイントを知りたい人
- コーチに必要なマインドと知識を知りたい人
コーチングの基本スキルを知ることは非常に重要です。
クライアントを現状の外側のゴールに導き、人生を激変させるのがコーチの使命だからです。
最後まで読んでいただければ、本物のコーチングとは何かを理解できます。
今回の記事を読んで、コーチとしての一歩を踏み出しましょう!
【はじめに】コーチングの基本スキルとは?
まずはじめに、絶対に知っておいてほしいことが3つあります。
- コーチ:クライアントをゴールに導く人
- コーチング:クライアントをゴールに導く行為
- セルフコーチング:自分にコーチングを仕掛ける行為
この3つを視点を明確にしておかないと、せっかくコーチングを学んでも「あれ、私は誰のために何を学んでいるの?」と迷子になってしまいます。
図で表すと、こんな感じです。

今回の記事で話す内容は、❷の「クライアントをゴールに導く行為」が上手になるためのコーチングの基本スキルです。
つまり、自分以外の人をゴールに導くための基本スキルになります。
といっても、あなた自身のゴール達成にも大きく関係してくるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
コーチングスキルとは何か?
コーチングスキルとは、クライアントが心から望むゴールを設定し、達成させるスキルです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
難しく考えなくて大丈夫。
具体的には、クライアントが脳と心(マインド)を正しく使えるように“介入”して、高いエフィカシーを維持する様に働きかけます。
つまり、コーチングの基本スキルとは、クライアントに正しいマインドの使い方を教え、強烈な自信を持たせ、心から望むゴールを達成するように働きかけるスキルのことです。
誰に必要か?
コーチングスキルが必要な人は、コーチです。
または、コーチになりたい方や、セルフコーチングで自分自身にコーチングを仕掛けたい方。
コーチになるなら当然、基本的なスキルから高度な知識や技術の習得は必須です。
当然ですよね。
他人の人生を変えるほどのインパクトを与えるのですから。
あとは、セルフコーチングで自分の人生を変えたい方にもコーチングスキルは非常に有効です。
要は、この記事を読んでいる全員がコーチングの基本スキルを身につけた方がいいですよ、ということです。
コーチングスキルのメリット
コーチングスキルはあくまでも、自分以外の人に影響を与えるためにあります。
なので、メリットは全てクライアントにとってのメリットです。
とはいえ、自然とセルフコーチングも上達していくので、自分自身のゴールを達成するというメリットも自然と発生します。
コーチングスキルを身につけたコーチによって、クライアントがどんなメリットを得られるのかをまずは解説します。
- 本当のゴールが見つかる
- 奴隷から抜け出せる
- ゴールに近づける
1. 本当のゴールが見つかる
コーチングによってクライアントは、心の底から“達成したい”というゴールが見つかります。
と言うと「コーチングに頼らなくてもゴールぐらい誰にでもあるでしょ」と思うかもしれません。
ところが、心の底から達成したいと思えるゴールを見つけることは、実は非常に難しいのです。
多くの場合は、自分の本心ではなく、他人の影響や世間の常識に縛られたゴールを設定してしまいます。
例えば、このようなゴール。
- 家族から期待されたゴール
- 「親がやっているから」というゴール
- 「皆がやっているから」というゴール
- 友達から褒められるゴール
- 世間の常識に沿ったゴール etc…
世間の常識や、他人の意見で決めるゴールは真のゴールではありません。
私も以前は、世間の“こうあるべき”という建前を気にしたゴールに向かって、ひたすらに頑張っていた時期がありました。
そんな時に「これが自分の人生でいいのか?」と内なる葛藤が起こったおかげでコーチに興味を持ったわけですが。
本心ではやりたくないことをゴールに設定してしまうと、未来は悲惨なものになります。
やりたくないことを強いられる人生は、奴隷と同じです。
“足かせ”で自由を奪われ、ムチで打たれ、主人の命令だけに従い、目の前の労働だけをこなす奴隷。
心の底から本心で達成したいゴールが見つかることは、自由の扉を開くことであり、人生の主導権をつかみ取る第一歩です。
本当のゴールが人生に与えるインパクトは計り知れません。
2. 精神的な奴隷から解放される
コーチングによって、クライアントを奴隷から解放できます。
先ほども言いましたが、他者からの支配や権力に従って、やりたくないことを強いられるのが奴隷です。
21世紀の現代に、ムチで打たれる奴隷はいないと信じていますが、精神的な奴隷は少なくありません。
世間では「それはしょうがないでしょ」と言われる中にこそ、自由を奪う足かせが潜んでいます。
- 両親を悲しませるから今の仕事を辞められない
- 収入が減るのが不安で転職できない
- 失敗が怖くて新しいことにチャレンジできない
- 世間体を気にして夢を諦めた
- もう歳だから希望を捨てた
全て、自分以外の影響に縛られた結果、身動きが取れない(制限された)奴隷です。
特に、年齢という足かせに囚われて自由を奪われる人は意外と多くないでしょうか。
コーチングに年齢は関係ありません。
『24時間365日やりたいことだけやる』がコーチングの原則です。
やりたいことをやるのに年齢は関係ありません。
必要なのは精神的奴隷から抜け出すことです。
3. 現状の外側にあるゴールに近づける
ゴールを設定するだけの“絵に描いた餅”では意味がありません。
「ゴールに近づいてこそ」クライアントの人生が変わるのです。
と、ここで違和感を持たれましたか?
「ゴールに近づける」という言葉。
『え、ゴールに近づけるだけで、達成できないの?』と思いませんか?
ここは非常に重要なので、しっかり理解しておきましょう。
まず、ゴールは絶対に達成できませんし、達成してはいけません。
誤字ではありませんよ。
『ゴールは達成してはいけません』
私がコーチングを学んでいて、何度かマインドのブレイクスルーを体験してきましたが、そのうちの1回が、これを理解した時です。
『ゴールは達成してはいけません』
なぜなら、ゴールは常に更新するからです。
設定したゴールに一歩近づいたら、ゴールも一歩高くする。
ゴールに10歩近づいたら、ゴールを30歩大きくする。
こうして、ゴールを現状からどんどん離して、現状の外側へと更新し続けていくのです。
もし、設定したゴールに到達してしまったら、その場所はもうゴールではなく、あなたの進化を引き止める現状維持の状態になってしまうのです。
なので、ゴールは常に更新する必要があります。
更新する理由は2つ。
理由1:行動エネルギーが弱くなるから
理由2:ゴールを現状の外側に運ぶため
理由1:行動エネルギーが弱くなるから
「ゴールに近くなると、なぜかやる気が失われる」
そんな経験がありませんか?
脳には、現状がゴールに近づくと、エネルギーをセーブしようとする働きがあります。
特にドーパミンなどの報酬系に関わる神経伝達物質をつかさどる「惻坐核(そくざかく)」の働きは重要です。
目標達成が間近になると、過剰な行動やリスクを避けるためにやる気をセーブしようとします。
あなたもこんな経験ありませんか?
これらは日常の出来事ですが、人生のゴールに向かう時も一緒です。
ゴールを達成するための行動も、日常の中にあるわけですから。
せっかく設定したゴールなのに、近づくほどにやる気を失っていては、ゴール設定が逆効果になりかねません。
だから、ゴールは更新していくのです。
更新していくことで、高い行動エネルギーを発揮し続けることができます。
詳しく解説した動画もありますので、よければ参考にしてみてください。
理由2:ゴールを現状の外側に運ぶため
ゴールを更新する理由の2つ目は、ゴールを現状の外側に持っていくためです。
コーチングでゴールといえば「現状の外側のゴール」のことです。
現状の外側のゴールとは、今の自分では達成できないような大きなゴールのこと。
今の自分で達成できるゴール(現状の内側)であれば、コーチングは必要ありません。
なぜなら、可能性を引き出す必要がないから。
現状の内側のゴールとは、言い方を変えると“現状維持のためのゴール”です。
昨日と同じように今日を過ごし、今日と同じような明日を迎えることに満足できるのであれば、コーチングも、自分の中の可能性を引き出すことも必要ありません。
コーチングは、今の自分ではなんともならないデカいゴールがあるからこそ、特別なスキルを使って、達成に近づくのです。
また、自分の可能性を引き出すためにも“可能性を引き出さなければならない状況”に自分を追い込むことも重要な視点です。
そのためにもゴールはどんどん更新して、現状の外側に高めていきましょう。
コーチ自身のメリット
では、コーチングの基本スキルを学ぶことで、コーチ自身には何かメリットがあるのでしょうか?
メリットというと自己利益という損得勘定になりそうで、あまり好ましくないのですが、あえて話してみたいと思います。
基本スキルを身につけることで、特に2つのメリットを得られるでしょう。
- クライアントをゴールに導ける
- セルフコーチングが上達する
1. クライアントをゴールに導ける
これがコーチの存在意義です。
歯医者は患者の歯を治し、警察は国民の安全と財産を保護し、弁護士は依頼者の権利を守ります。
それが、彼らの存在意義であり使命です。
そしてコーチは、クライアントを現状の外側のゴールに導くことが存在意義なのです。
もちろん、みなさんに喜ばれるし、やりがいも感じるでしょう。
「他人の人生を激変させる」という他にない特殊な使命といってもいいでしょう。
これをコーチのメリットというのは大袈裟かもしれませんが、実際に人生が変わるのを間近で見ることができる稀有な経験ができます。
2. セルフコーチングが上達する
セルフコーチングに絶対に必要なのは「コーチの視点」です。
その視点が身につくので、セルフコーチングが上達し、自分自身をゴール達成に導けます。
つまり、全てのコーチはセルフコーチングもできるということです。(※本物のコーチに限る)
その方法がわかるということ。
それは、コーチは「コーチの視点」を持っているからです。
詳しく解説します。
セルフコーチングは“自分で自分にコーチングを仕掛ける”という、一見すると矛盾する行為です。
なぜなら、コーチングとは、コーチとクライアントという立場があって成立するものなのに、セルフコーチングは自分のみでコーチとクライアントの両方を担うから。
矛盾していますよね。
例えるなら、外科医がベッドの上に横になり、自分自身で盲腸の手術を行うイメージです。
横になっているので、おなかすらまともに見えません。
しかも、助手やアドバイザーはいません。
自分が医者であり、患者でもある。
そんな手術、不可能に等しいですよね。
セルフコーチングも自分で自分を治療するのと同じことです。
じゃ、そもそもセルフコーチングは無理なのか?
これができるんです、ある条件が整えば。
その条件こそ、「コーチの視点」です。
コーチの視点を持っている人だけが、セルフコーチングを正しく実践することが可能なのです。
先ほどの例で言えば、盲腸の治療をする医者の視点があれば手術も可能ということです。
自分の患部が見える鏡やカメラを使えば、間接的に医者の視点で治療ができます。
ま、さすがに開腹手術となれば麻酔を使うでしょうから寝て終わりです。
とはいえ、セルフコーチングには「コーチの視点」が必要なことは理解できたかと思います。
そして、コーチになるということは「コーチの視点」を手に入れるということです。
当然、セルフコーチングが上達します。
あなた自身もゴールにどんどん近づき、更新していきましょう。
コーチング基本スキルの学び方
コーチングのスキルを学ばなくても、自然とコーチと同じ思考と行動ができている人はいます。
恐らくあなたも過去に出会っていると思います。
彼らは、自分自身がコーチであるという自覚はないものの、コーチングの基本スキルを自然と発揮していたといえるでしょう。
とはいえ、ゴールに導くという点では不十分ではありますが。
何度も言いますが、コーチはクライアントをゴールに導くことが責務であり使命なのです。
(※コーチ自身もワクワクしながら心から楽しんでいます)
なので、積極的にクライアントにコーチングを仕掛けるには、その理論・技術を学ぶ必要があります。
では、どうすればいいのか?
1:コーチになる
コーチになることはコーチングスキルを身につけることとイコールです。
コーチングという資格は国家資格ではないため、誰でも「私はコーチです」と宣言できてしまいます。
そこが怖いところでもあります。
車の運転は誰でもできますが、やはり教習所でルールを学んで安全運転ができるようになってから路上に出るべきでしょう。
「私は教習所なんて行かなくても運転できます」と言われても信用できません。
コーチにもしっかりとルール、規範があります。
このルールを守らないと、クライアントのゴール達成に効果がないばかりか、逆効果にもなります。
あなたも本物のコーチになるのであれば、しっかりと信頼できる機関で学んでください。
ちなみに、代表的なルールは、こんな感じです。
これ以外にもルールがあります。
もしルールを守らずにコーチングを実施したら、クライアントは成功に近づくどころか、遠ざかる可能性すらあります。
コーチングの基本スキルを学ぶなら、コーチになることが一番の近道かもしれません。
2:コーチングセッションを受ける
実際にコーチングを受けることも重要です。
「コーチングのスキルとは何か?」は、実際にコーチングを受けることで体感できます。
コーチは1体1のセッションで言語/非言語によって意識/無意識に働きかけを行います。
あなた自身で人生が変わる経験をすることは、コーチングをする者の最低条件といえるでしょう。
ついでなので、私が初めてコーチングセッションを受けた時の話をします。
当日は、夏の暑い日でした。
ある場所のクーラーの効いた涼しい部屋に通された私は、密室でコーチと対面しあいさつをしました。
コーチングは30分でしたが、それまで生きてきた人生の中で最も“複雑”な30分でした。
コーチングセッション中は、頭の中で思考がグルグル動き回り、過去・現在・未来を瞬間移動で飛び回っている感覚。
気分が良いかというと、決してそんなことはなく、どちらかというと車酔いに近い感情。
クネクネした急な山道を、高速の車で走り、上り下りと繰り返し、時にはガードレールを突き抜けて飛び出すような・・・
現状維持の過去の思考と、現状の外の未来の思考が頭の中で激しく戦っていた。
人生が変わる瞬間が、今まさに自分の頭の中で起ころうとしていた。
それを客観的に見る自分と、当事者である自分の視界のズレによって私の思考は酔ってしまった。
初回のコーチングセッションを終えた帰り道で、頭痛と視界の悪さを覚えたことを今でも記憶しています。(非言語による介入、恐るべし…)
もちろん、翌日には違和感はなくなりました。
その後の人生の変化は、また別の機会にお話しします。
コーチングセッションを受けることで「コーチングのスキルとは何か?」の答えを体験できます。
3:信頼できるコーチから学ぶ
さて、コーチングの基本スキルを独学で習得することは可能でしょうか?
答えは、半分可能で、半分不可能です。
説明しますね。
まず、コーチングの概念については、信頼できる書籍やネットコンテンツなどでも学ぶことは可能です。
おすすめは苫米地英人(とまべち ひでと)博士の書籍です。
博士の書籍は数百冊ありますので、どれでも好きなものから読んでみてください。
私が初めて博士の本を読んだのは、2009年に発行された「まずは親を超えなさい!」です。
タイトルもそうですが、その内容に天地がひっくり返るくらいの衝撃を受けました。
気になる方は、ぜひ読んでみてください。


苫米地博士の書籍を読めば、コーチとはどんな存在で、コーチングとはどんな技術なのかを知ることができるでしょう。
博士の書籍では特にセルフコーチングの技術をはじめ、コーチにとって重要なマインドについても書かれているので、たくさん読むことをおすすめします。
博士の書籍を読んで人生が変わったという人を何人も知っています。
という感じで、信頼できる情報からコーチングを学ぶことは可能です。
でも、クライアントにコーチングを仕掛けるとなると、まったく別次元の話になります。
巷の書籍やネットコンテンツでその方法を学ぶことは難しいでしょう。
不可能と言ってもいいかもしれません。
書籍などでコーチングを学べない理由は2つ。
では、どうしたらコーチングスキルの核心部分を学べるのか?
それは、やはりコーチになることでしょう。
コーチングの核心部分を知る必要があるのはコーチのみです。
F1ドライバーの高度な運転技術は一般のドライバーには不要であるように、高度なコーチングスキルは一般の方には不要かもしれません。
「本気でクライアントの人生を変えたい」「セルフコーチングで未来を変えたい」という方にこそ、必要な技術です。
もし、本気でコーチになりたいという方は、どこで誰に学ぶかは慎重に検討してください。
現在は“コーチングスクール”という形でたくさんの組織が運営しています。
ただ、その中でもオーセンティック(正真正銘)といわれるコーチ育成機関はごく少数です。
「私もコーチになりたい」という方は、ぜひ信頼できる方から学ばれてください。
ここでは、苫米地式コーチングのマスターコーチ3名をご紹介します。
・青山 龍 マスターコーチ
・田島 大輔 マスターコーチ
・佐藤 義治 マスターコーチ
ここでは名前しかご紹介できませんが、ぜひ正しい情報を手に入れてくださいね。
コーチングを正しく理解する
これまで、コーチングスキルはコーチにこそ必要だと言ってきました。
では、コーチ以外は学んではダメなのか?
そんなことはありません。
ぜひ、みなさんがコーチングスキルを学んでください。
できることなら、日本、いや世界の80億人が学んで、明るい未来を築いてほしいと思っています。
コーチングを学ぶべきはコーチであると言ったのは、あくまでもコーチングを目的にした場合です。
みなさんが、セルフコーチングを上達させるためにコーチングの基本スキルを理解することは、人生を成功に導くためにとても有効です。
最後に、これからコーチングを学ぶあなたに重要な3つのポイントをお伝えします。
これは、コーチングスキルを学ぶ以前に、コーチという人間に与えられた役目でもあります。
1. コーチは100%利他の精神
コーチング中はクライアントの利益100%です。
コーチの利益は0%です。
クライアントにとってコーチとの出会いは、これからの人生を大きく左右するターニングポイントです。
クライアントの人生に直接的・間接的に大きな影響を与えることになります。
いわば、親や兄弟よりも信頼される存在になるのです。
そんなコーチが、自分の利益を考えるなんてあり得ません。
両親が子供の人生から利益を得ようと思わないのと同じです。
コーチは、クライアントの成功を100%確信している、親以上の存在といえるでしょう。
2. 抽象度の低いゴールに囚われない
コーチ自身が抽象度の低いゴールに囚われては、笑い話にもなりません。
抽象度の低いゴールとは、利己的なゴールのことです。
お金がたくさん欲しい、ブランドものに囲まれた生活がしたい、世界を飛び回って遊び尽くしたい。
そんな「自分だけが幸せならそれでいい」という抽象度の低いゴールはコーチにふさわしくありません。
勘違いしないでください。
別にコーチだからと言って、質素に最低限の生活環境で慎ましやかに生きるべき、とは言いません。
むしろ、コーチは24時間365日、好きなことだけで生きるのが本来の姿です。
好きな時に好きなことができる経済力と時間があることは、とても良いことです。
避けるべきは「自分だけが〜」という利己的なゴールに囚われることです。
ゴールを設定するときは、ぜひ「一人でも多くの人が〜」という抽象度の高い内容に変えてみましょう。
3. コーチという生き方
コーチとは職業であり、生き方です。
(※職業とは世の中に価値を提供すること)
私は、外を歩いている時も、家族と会っている時も、友達と遊んでいる時も、家で本を読んでいる時も、ずっとコーチです。
今、こうして記事を書いている瞬間もコーチという人生を生きています。
クライアントはもちろん、この記事を読んでいるあなたに、何を伝えたら成功へと導けるのかだけを思って書いています。
コーチとは、目の前にクライアントがいない時でも、ずっとコーチでいるべきだと私は考えています。
これがコーチという生き方です。
まとめ
・コーチングとは、クライアントをゴールに導く行為
・コーチングスキルでクライアントのマインドに介入する
・コーチングスキルでセルフコーチングも上達する
・セルフコーチングには「コーチの視点」が必要
・コーチングで達成したいゴールが見つかる
・奴隷から抜け出せる
・ゴールは達成されない
・ゴールは更新していく
・ゴールは現状の外側に設定する
・現状の内側は現状維持
・コーチの使命はクライアントの進化と成功
・コーチは親以上の存在
・クライアントの利益100%
・コーチはコンテンツには関わらない
・信頼できるコーチから学ぶ
・抽象度の低いゴールに囚われない
・コーチという生き方
