コンフォートゾーンとは自分らしく振る舞える情報空間(物理空間も含む)。
”自分らしく”とは「これが私らしい」と信じている状態。
つまり、コンフォートゾーンでは「私らしい」自分でいられるので緊張や無駄な力みがなくリラックして高いIQで物事を思考し行動できる場所のことです。
難しく考えずに、”居心地のいい場所がコンフォートゾーン(CZ)”と覚えておいてください。
そして、CZとセットで覚えて欲しい言葉がホメオスタシス(恒常性維持機能)。
ホメオスタシスの機能はCZからはみ出た際に、あなたを元のCZに戻すことです。
例えば、発熱して体温が38度を超えた場合。
体は体温を下げるために汗をかき、食欲を制御し、倦怠感を感じさせ、体を休めるように働き、元の36度台の平熱にも戻してくれます。
または、学校の算数のテストで毎回95点以上をとることが当たり前な生徒が、何かのきっかけで80点台を3回だしたら、その後100点を連発したりします。
逆に普段50点しか取れない国語のテストで、90点をとったら次のテストでしっかり20〜30点をとって50点台に戻そうと無意識が働きます。
これらは、普段のCZから飛び出た結果、ホメオスタシスによってCZに引き戻された結果なんです。
これがCZとホメオスタシスの関係。
そして、なぜコーチングでCZ(コンフォートゾーン)が重要なのかを説明します。
あなたが達成したいゴールを設定しても、CZが現状のままでは、ゴールに一歩踏み出した瞬間にホメオスタシスによって元の状態に引き戻されてしまうんです。
先ほどの例で言えば、平均が50点の国語のテストで「100点取るぞ!」と頑張って勉強して万が一、100点をとっても次からのテストで連続10点、20点を叩き出してしまうということ。
なぜなら、あなたのCZは現状(50点を取る私)ままだから。
コンフォートゾーンは「自分らしい」と思える場所。
解決方法はシンプルです。
コンフォートゾーンをゴール側に移行すればいいんです。
国語のテストで言えば「常に100点をとるのが私らしい」と書き換えるだけ。
そうすれば、ホメオスタシスが「常に100点をとるのが私らしい」状態に引き戻してくれます。
ホメオスタシスの機能を上手に活用すれば、ゴール側に”引き寄せて”くれます。
ぜひ、あなたもコンフォートゾーンとホメオスタシスをゴール達成に役立てください。
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