Invent on the way.

ゴールは現状の外に設定しましょう。

達成方法が分からないくらい大きくてブッ飛んだゴール。

もしかしたら子供のころ「ゴール(目標)を設定したら達成までをステップバイステップに落とし込みましょう」と教わったかもしれませんが、これはコーチング理論においては完全に間違いです。

間違いどころか自分を”過去の奴隷”に縛る、絶対にやってはいけない行為。

達成までの方法が具体的に分かるということは、これまでの実体験や見聞きしたこと、学んだことをベースとしてるはずです。

つまり、昨日までの過去を重要とした奴隷の人生を歩むことになるのです。
(コーチングの需要なプリンシプル(原則)の一つは過去は「一切関係ない」)

ゴールを現状の外に設定することで、秘めた可能性を開花させるだけではなく、奴隷として生きる人生から抜け出すことにもなるんです。

そこで不安になるのが、現状の外のゴールは達成方法が事前に分からないということ。

「達成方法が分からなければ近付くことさえできないのでは」と思うはず。

でもそれでいいんです。それが正しいゴール設定なんです。
(ゴール設定の3原則、1:現状の外、2:Want to、3:社会性)

元祖コーチのルー・タイス氏はInvent on the wayと言ってます。
”ゴールが先、方法はあとから脳がクリエイティブに発見、発明する”ということ。

それが脳の奇跡的な一面です。

普段、私たちは視界に入っている殆どが脳の認識には上がっていません。それをスコトーマ(盲点)と言います。理由は簡単で、自分にとって重要ではないから。

重要ではないものは脳は認識しません。

例えば、奥さんが妊娠したら町中に妊婦さん、子連れの親子の存在に気が付く。
車を新しく買い替えると、同じ車種が町中で走っていることに気が付く。

これまで何千何万回と歩いた街では妊婦さんも車も視界に入っていたのに、存在を脳が認識していなかった。理由は重要ではなかったから。

ところが、重要性が変わった瞬間に見えてきます。

自分のなかの重要性が変化することで、今まで認識されずにスルーしていたものが認識できるようになる。

ゴールも同じ。

現状の外に、必ず達成したいゴールを設定すると、今まで視界に入っていた”ゴール達成の方法”に気がつけるようになるんです。

ちなみに、今回は視界を例にしましたが、視覚、嗅覚、味覚、触覚、臭覚の五感はもちろん、脳と心、思考においてもゴール達成の方法に敏感に反応するようになります。

これがInvent on the way.

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