ゴールは変わっても良い | 中茎一彦 苫米地式コーチング認定コーチ補

コーチングで重要なテーマの一つが「ゴール設定」です。

この”ゴール”ですが、実は変更していいんです、何度でも。

「え、ゴールって一度決めたら変えちゃダメじゃないの?」と思っている方は多いはず。

以前の私も、ゴールや夢や目標は一度決めたら変えてはいけないと思ってました。

「目標をコロコロ変えるのはカッコ悪い」

「ゴールは絶対に途中で諦めちゃダメ」

「諦めるくらいなら最初から挑戦するな」

そんな言葉を両親や先生から、なんとなく刷り込まれて育ってきました。

でも、コーチングのお陰で「ゴールは変わってもいい」という180度真逆の真実を学びました
正確には「ゴールは変わってもいい」というよりも変わるのが当たり前とも言えます。

簡単に説明しますね。


まず、コーチングを学んでない人は、本当に申し訳ないですが・・・99.999…%の確率で『現状の内側』にゴールを設定してしまいます。

そして、『現状の内側』のゴールが問題なのは、過去の経験からゴール達成の可能性を計測するので、達成できて当たり前なゴール設定になってしまいエネルギーが生まれないんです。

簡単に言えば、現状の内側のゴールでは、ゴールが小さ過ぎて行動を変える程のエネルギーが生まれないってこと。

これは、最初に話した「ゴールは決めたら変えてはいけない・諦めてはいけない」という考えが刷り込まれているため、どうしても達成可能な範囲でセーブしてしまう癖がついてるためなんです。

覚えておいてください。

コーチングでは【現状の外側】のゴールをゴールと言います。

【現状の外側】とは、達成するには現状を思い切り変える必要があるということ。

苫米地博士の言葉を借りると「ゴールは想像しただけでビビってお漏らしする位が丁度いい」です。

ゴールを達成した自分を想像した時に、嬉しい楽しいではなく、ガクガク震えてお漏らししちゃう位じゃないと本当のゴールとは言えないんです。

もちろん、これは苫米地博士独特の表現ですが、【現状の外側】を表すにはピッタリですよね。

(以下の解説が難しと感じる場合は、とりあえず文章のエネルギーだけでも感じてみてください)
【現状の外側】にゴールを設定してセルフトークをコントロールし、アファメーションとビジュアライゼーションでセルフイメージを変えるとエネルギー量が桁違いに溢れ出てきます。

そして、『私は【現状の外側】のゴールを達成できる』とエフィカシーが高まるとゴールを達成した世界にコンフォートゾーンが移行するので、RASがオープンになりスコトーマが外れ、ゴール達成の方法が目の前に見えるように世界が変わります。

【現状の外側】のゴールから受け取るエネルギーは半端ではありません。

このエネルギーを例えると、両手で持った輪ゴムを伸ばせば伸ばすほど引き合う力が強くなることに似ています。

(『現状の内側』のゴールには残念ですが、このエネルギーは出ません。初詣のお願いが叶わないのは、ゴールが現状の内側で小さすぎてエネルギーが出ないからです)

ちょっと話がそれました・・・


そんな、強烈な【現状の外側】のゴールなので一歩ゴールに近づく度に、あなたに関わる周りの世界が変化します。(スコトーマ(盲点)が外れ、今まで気が付かなかった事象に気がつけた結果の現象です)

すると、今まで見えていなかった本当にやりたかったことが見つかり、ゴールが変わることが普通に起こります。

例えば、今までサッカー選手になるゴールを追いかけてきた人が、来月は動物園の園長、来年はオーケストラの指揮者と、分野を問わず変わることもあります。

もちろん全て、本人が心からやりたいことです。

さらに、現状の外のゴールの特徴として”より多くの人を巻き込むゴール”に変化していきます。

先ほどの例で言えば、こんな感じ。

・サッカー選手(自分がやりたいこと)

・園長(地域の人に喜んで欲しい)

・指揮者(世界に感動を与えたい)

この様に、ゴールは変化していくものです。

変化ではなく、進化と言った方がニュアンスは近いかもしれません。

自分が心の底から達成したいゴールに到達するまでは全て途中経過とも言えます。

逆に、最初から「絶対に変えることのないゴール」を探そうとしても過去の経験に縛られたセルフイメージのままでは、誤ったゴール設定になる可能性が高いということ。

ということで、ゴールは変わっていくものなので、とりあえずのゴールを設定して一歩踏み出してみましょう。

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