「やりたいことが見つからない」
「ゴールが見つからない」
コーチングをしていると、よく耳にする話題です。
もしかしたら、あなたも今まさに「やりたいことが見つからない」で悩んでいるかもしれません。
でも、安心してください。
やりたいことが見つからないのが普通です。
なぜなら、私たち日本人は”謙遜、卑下、へりくだる事で相手を立てることが美徳”と、まさに非言語で無意識にまで叩き込まれて育ってきたから。
自分のやりたいことよりも相手のこと、会社のこと、家族のことを優先するのが当たり前の世界。
もし、自分のやりたいことを最優先にしようものなら周りから非難され、社会不適合者扱いにされかねません。
そんな環境で育ったあなたが急に「さて、やりたいことは?」と自問しても答えなんて出ないのが普通です。
コーチングで解説すると、今まで自分のやりたいことを後回しにしてきた結果、ブリーフシステムに”私は自分のやりたいことを後回しにする人間である”と刻まれ、RASが”やりたいこと”の重要性を下げたことでスコトーマに隠れてしまったためです。
簡単に言うと、無意識が自分のやりたいことに蓋をしてしまっている状態。
大人じゃなくても中学生、高校生、大学生でも似た様な状態です、悲しいですよね・・・
では、そうすればいいのか?
コーチングでは、クライアントさんに対して現状の外側のゴールを立ててもらい、エフィカシー(自己能力の自己評価)を高めることでゴールに近づいてもらいます。
でも、コーチングではなく一般的な方法で”やりたいこと”を見つけるにはどうすればいいのか?
簡単です。小さな”やりたいこと”を素直にやってください。
・カレーが食べたい、と思ったら食べる。
・映画が見たい、と思ったらチケット買う。
・ゲームがしたい、と思ったらやってみる。
・運動したい、と思ったらジムに入会してみる。
・本が読みたい、と思ったらすぐに買う。
小さなことですが、やりたいことを素直にやることで、自己イメージが変化し、ブリーフシステムが”私は自分のやりたいことを後回しにする人間である”から”私は自分のやりたいことに素直な人間である”と変わってきます。
「できるか・できないか」ではなく、とにかくやってみる。
目的は、できることではなく、やってみること自体だから。
すると、徐々に心からやりたいこと、一生かけてやりたいこと、現状の外のゴールまでも気がつけるようになれます。
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