
苫米地式コーチングでは、脳と心という2つの単語を合わせて「マインド」と言います。
脳と心は、扱う抽象度の違いで呼び名を区別しているだけで働きは同じです。
なので、脳と心をひとまとめにして“マインド”と呼んでいます。
では、脳と心の働きとは何でしょうか?
それは、認識です。
物事を認識することが脳と心の働きです。
私たちに自我があるのは、何かを認識しているからです。
認識とは、六感から得られる情報を元に世界の存在を自覚する働き。
※ 六感:仏教でいう「六根(ろっこん)」:眼(眼根)、耳(耳根)、鼻(鼻根)、舌(舌根)、身(身根)、意(意根)
そして、その認識の仕方は一人ひとり全く違うんです。
例えば、100人で同じ山道をハイキングしても、認識する情報が全く違います。
森林の匂いでリラックスする人、鳥の鳴き声が気になる人、落ち葉を数える人、クモの巣に怯える人、遠くの景色に感動する人。
例えがハイキングですが、人生という規模で考えてみてください。
同じ地球に住んでいますが、それぞれの認識でそれぞれの人生を生きています。
そんなことが起きる理由が、六感による意識の働き方が皆違うから。
その認識(マインドの働き)を上手に使うこがゴールを達成するためには重要ですよ、ということです。
なにしろ、自分の世界をどう認識するかに影響を与えるのがマインドなので。
では、マインドの上手な使い方とはどいうことでしょうか?
まず先に確認しておきます。
「上手に使う」には、上手に使うことで得られる“結果”があることが前提になります。
そりゃ、そうですよね。
何かを「上手に行う」ということは、下手では得ることができない結果があるからだし、もしそれが無いのであれば何をもって上手と判断すればいいのか分かりません。
では、コーチングではマインドを上手に使うことで得られる結果はなんでしょうか?
それが「現状の外側にゴールを設定してエフィカシーが高まる」ということ。
つまり「現状の外側にゴールを設定してエフィカシーが高まる」ことができれば、正しいマインドの使い方ができているということです。
多くの人が、なかなかゴールを設定できないのは、マインドの使い方が間違っている可能性があります。
とは言っても決して、あなたの才能や努力の問題ではありません。
ただ単に、正しいマインドの使い方を知らないだけです。
誰も教えてくれないし、取り扱ってるクラスやスクールもありません。
では、正しいマインドの使い方を習得するには、どうしたらいいでしょうか?
ヒントは、先ほどのハイキングの話を思い出してください。
自我を形成する心の認識は一人ひとり違います。
一人ひとり違う世界に生きています。
そして、その世界は六感によって簡単に変化します。
ということは。